
「坂田塾」出身の小野祐夢プロ、名前は「ひろむ」と読みます。9歳でのコースデビューは6番アイアンとサンドウェッジ、パターのたったクラブ3本を持ってのラウンドだったそうです。そんな少女が成長し、2017年のファイナルQTで35位に入り、2018年シーズンのレギュラーツアーへの出場権を獲得しました。いよいよ本格的にレギュラーツアーへ挑戦です。
目次
<小野祐夢プロのプロフィール>
出身地/岐阜県
生年月日/1997年7月13日
身長/161cm
体重/54kg
血液型/A型
出身校/帝京大学可児高等学校(岐阜県)
プロテスト合格日/2016年7月29日
趣味/音楽鑑賞
好きな色/水色
ゴルフ歴/9歳~
師弟関係/坂田信弘
9歳からゴルフを始めた小野選手、中学3年生のときには中部ジュニアゴルフ選手権、全国中学校ゴルフ選手権に優勝します。すると全国のゴルフ名門高校からスカウトが来ますが、地元岐阜県可児市の帝京大学可児高等学校に進学、高校3年生のときには、ナショナルチームのメンバーにも選ばれました。
お父さんは公務員
小野祐夢プロは、お父さんが地元の公務員という、経済的には特別裕福というわけでもない、ごくごく普通の家庭の少女でした。そんな少女がゴルフを始めたのは、お父さんの「ゴルフは良くも悪くもすべてを自分で背負う個人スポーツ。厳しさを学んで欲しかった」との思いから、近くの「坂田塾」に入門したのがきっかけでした。
賞金女王の輝いた古閑美保プロや上田桃子プロをはじめ、数々のトッププロを輩出してきた、あの坂田信弘プロが主宰する「坂田塾」です。
クラブ3本でコースデビュー!
坂田塾では、最初は塾の方針から6番アイアン1本をひたすら練習したそうです。それでも徐々に遠くへ、正確に飛ぶようになることが楽しかったといいます。そして入門から3か月後の初ラウンド、なんと6番アイアンとサンドウェッジ、パターの3本だけでのコースデビューたったそうです。
アイアンショットのキレで勝負、爆発力は魅力!
2017年シーズン、小野プロはステップ・アップ・ツアーを舞台に戦ってきました。そんな中で印象的な試合は、4月のパナソニックレディスオープン、最終日8バーディー1ボギーの65と大爆発、一時はトップに立つ場面もありました。最終的には上がり4ホールを4連続バーディーで上がった野澤真央プロに振り切られてしまいましたが、4連続バーディーを含む8バーディーは圧巻でした。
ドライバーで飛ばして、アイアンでピンを狙っていく。そんな攻撃的なゴルフが小野プロの持ち味です。
目標はイ・ボミ選手
小野プロが目標とする選手は、イ・ボミプロだそうです。特に惹かれるのはスイングで、アマチュアの我々が見ても真似したいと思う、ダウンスイングでの足の使い方やインパクトゾーンの長さなど、参考にしているようです。
また、イ・ボミプロのファン対応も見習いたいところだそうです。ファン対応と言えば、いつでも韓国人女子選手は、ファンの長い列にも嫌な顔一つせず、笑顔でサインに応じています。イ・ボミプロだけでなく、韓国人女子選手のファンサービスは徹底していて、日本人選手も見習うべき点が多いと思います。
プロテストは2位合格、新人戦も2位、ステップ・アップ・ツアーも2位2回
小野プロは、これまで2位がとっても多いんです。
プロテストを2位で合格したのを始まりとして、LPGA新人戦でも2位、昨年のステップ・アップ・ツアーでも2位が2回ありました。
プロの世界は、1位と2位とでは雲泥の差がります。
プロテスト1位合格者には、翌週からその年度内のレギュラーツアーと日本女子プロゴルフ選手権の出場資格がもらえます。リランキング制度導入で今年から変わりますが、以前はステップ・アップ・ツアーで優勝すれば、レギュラーツアー4試合の出場資格が与えられ、昨年から新たに賞金ランキング1位の選手には、翌年のリランキングまでの出場資格が与えられます。
また、レギュラーツアーで優勝すれば、翌年の出場資格が与えられますし、公式戦の優勝者、賞金ランキング1位、メルセデスランキング1位の選手には3年間のシード権が与えられます。
やっぱり2位じゃだめなんです。1位じゃないと!今度こそ1位を勝ち取ってください!!
ステップ・アップ・ツアーから舞台をLPGAツアーに移して!
2018年シーズンのレギュラー出場権を懸けたファイナルQTの結果は35位。2018年はいよいよレギュラーツアーを主戦場に戦います。
そして迎えた2018年シーズン第2戦PRGRレディスカップ、2日目68とスコアを伸ばし6位タイで最終日へ、最終日は、鈴木愛プロ、テレサ・ループロというビッグネームとのラウンドでちょっと緊張してしまったのか、スコアを崩し33位に終わってしまいましたが、得るものも多かった試合だったのではないでしょうか。2018年の活躍を予感させる試合でした。
今後、憧れのイ・ボミプロとのラウンドもあるかもしれませんね! イ・ボミプロとの優勝争いが見てみたい!!
トップ画出典元:https://www.lpga.or.jp/
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。