
国際大会への参加
2018年2月に「第一回アジア・パシフィック女子アマチュア選手権」が行なわれました。日本勢もナショナルチームを編成し外国選手との戦いに備えていました。大会は4日間構成で予選2日間、決勝2日間で行われました。
日本勢は7名選手が参加し予選通過が6名と上々の成績を残していましたが中でも優秀だったのが西村優菜選手です。
予選通過時、首位と2打差のトータル4アンダーでした。
予選通過までの2日間は2アンダーでしたがドライバーの調子が悪かったようです。初日終了後にはJGAナショナルチームのヘッドコーチを務めているガース・ジョーンズコーチからドライバーに関して指導を受けました。
このときジョーンズコーチはスイング軌道が悪いことを指摘しました。インサイドアウトのドロースイングをするイメージで打ちなさいとアドバイスしたようです。アマチュアゴルファーからすればインサイドアウトのスイングイメージと言われてもうまくスイングできませんよね。
それを再現できるのがトップ選手なのでしょうね。
結果、2日目が終了してもドライバーの調子は回復しませんでした。また悩み始めてしまった西村選手ですが、ジョーンズコーチが救いました。
ジョーンズコーチは「今のスイングで勝負しなさい」と言いました。大会期間中なのにスイング改造をしても仕方がない、今のスイングの傾向で戦おうとポジティブな考えを西村選手に与えたのです。
https://news.golfdigest.co.jp/news/toyotajr/article/69258/1/
メモをとる習慣を身につけてから
さらに西村選手はナショナルチームに入ってからある行動をとるようになりました。それが「メモ」です。ラウンド前の練習ラウンドでメモをとるようにしていました。
そのメモにはグリーンの傾斜やフェアウェイの傾斜など事細かに書き込んでいてラウンドする際に重要な情報になります。
この大会では諸外国の選手の多くはキャディーを帯同していましたが日本人選手団は手引きカートを引いてのプレーでした。自分自身がプレーヤーでありキャディーでもあったのです。
そんなときに自分の書いたメモをもとにプレーすれば楽になりますよね。
実際、西村選手は練習ラウンドが一番疲れるし大変と話していました。でも、メモをしっかり書いていると試合がすごく楽になったとも話しています。
メモを取っていれば最悪のケースにも対応できマネジメント能力が上がりますよね。
http://www.sankei.com/west/photos/161012/wst1610120006-p15.html
屈辱的なことも
そんな西村選手も2017年夏に行われたトヨタジュニアゴルフワールドカップでは屈辱的なスコアを出してしまいました。
この大会で団体・個人で2冠を狙っていた西村選手ですが75と大叩きをしてしまい涙を流しました。
日本は団体としても優勝できませんでしたが西村選手は責任を感じてしまったのではないでしょうか。
国際線での活躍が目立つ西村選手は外国選手と一緒に切磋琢磨しているので日本ツアーでも結果を出してくれることでしょう。
http://www.jga.or.jp/jga/jsp/2015/04-3/photo_detail3-10.html
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