
4回目のプロテスト挑戦で合格した照山亜寿美プロ。同年代には既にレギュラーツアーで活躍するプロも多く存在し、2017年の賞金女王鈴木愛プロも同年代のプロのひとりです。いまはライバルたちに先を越された形の照山プロですが、見えている課題を克服すれば必ずや飛躍する選手です。
<照山亜寿美選手のプロフィール>
出身校/岩瀬日本大学高等学校(茨城県)
所属/サザンヤードCC
出身地/茨城県水戸市
生年月日/1994年8月6日
入会期/2016年7月30日 88期生
契約/クラブ:ブリヂストン ボール:ブリヂストン
身長/161cm
血液型/B型
好きな色/水色 ピンク オレンジ
ゴルフ歴/12歳~
師弟関係/ヘンリー・レイス
スポーツ歴/テニス 水泳
目標とするプロゴルファー/アニカ・ソレンスタム
https://www.instagram.com/asumiteruyama/
ゴルフを始めるきっかけは、「ゴルフを覚えておけば社会人になってからも役に立つことがあるから」と母親から勧められたことからだそうです。12歳からというのは、いまどきのプロゴルファーにしては少し遅いといえるでしょうか。
元々、とびぬけた運動神経を持つ照山プロは、どんなスポーツでも最初からそこそこ様になってしまったそうですが、ゴルフだけは思うようにいかず、それがまたのめり込むきっかけになったようです。
照山プロが頭角を現すのは高校に入学後、2010年の関東女子ゴルフ選手権、2012年の関東高等学校ゴルフ選手権で優勝し、その名が知れ渡ります。
高校卒業後にはアメリカに渡り、憧れのアニカ・ソレンスタムを長年指導してきたヘンリー・レイス氏の指導を受けます。そして2016年のプロテスト、4回目の挑戦でようやく合格を果たしました。
プレーオフを制して手にしたプロ初勝利!
2016年、プロテストに合格した照山プロは、その年のステップアップツアーのフンドーキンレディースで、岩橋里衣プロをプレーオフで下し、プロとして初優勝を飾りました。
そして、2017年もステップアップツアーでトップ5に4度入るなど、着実にレベルアップしています。
https://www.lpga.or.jp/library/info/6252
立ちはだかるレギュラーツアーへの壁!
しかし、レギュラーツアーへの壁は、なかなか打ち破れません。出場権を目指して臨んだQTは、2016年も2017年もファイナルQTにすら進めず、出場権を手にすることは出来ませんでした。
2017年から女子ツアーのランキング制度が変更になり、ステップアップツアーの賞金女王にもレギュラーツアーの出場権が与えられるようになったので、ステップアップツアーの賞金女王を目指して戦いましたが、こちらも結果8位に終わってしまいました。
課題は見えた!
ステップアップツアーのスタッツを見ると、照山プロはリカバリー率が52.48%で64位と、極端に悪い数字になっています。つまりグリーンを外した時にパーをセーブできるのが52,48%ということです。
レギュラーツアーでトップは、申ジエプロの69.15%、ステップアップ賞金女王の谷河枝里子プロも2位の福山恵梨プロもリカバリー率65%以上ですから、課題がアプローチにあることは明らかです。もちろんこれは本人も十分に認識していることと思います。
https://www.lpga.or.jp/library/info/8493
ライバルたちに追いつけ!追い越せ!
同年代のプロには、2017年賞金女王の鈴木愛プロをはじめ、すでに初勝利を挙げている藤田光プロ、松森彩佳プロ、川岸史果プロなど、レギュラーツアーで活躍するプロも多くいます。
ドライバーの平均飛距離は250〜260ヤードとトップクラス、バーディ数はステップアップで1位ですから、アプローチさえ克服できれば、ライバルたちに追いつき、レギュラーツアーでも活躍できることは間違いありません。
2018年は、是非アプローチの課題を克服し、レギュラーツアーへの壁を打ち破ってくれることを願っています。
https://news.golfdigest.co.jp/jlpga/5472/photo/detail/?imageId=153308
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