
大山志保プロを覚えているでしょうか。2017年にはヤマハへクラブ契約を一新したことで注目を集めました。大山プロは2016年「フジサンケイレディースクラシック」で10年ぶりに優勝しましたが優勝賞金1440万円を高校時代に過ごした熊本県に寄付しました。2016年は熊本震災の起きた年でもあり、女子プロゴルファーの復興支援活動にも注目が集まっていましたが大山プロはその中でも進んで支援をしていましたね。今回は大山志保プロについてみなさんへ紹介していきます。
大山志保プロフィール
所属 大和ハウス工業
出身地 宮崎県宮崎市
生年月日 1977年5月25日
入会期 2000年9月1日 72期生
契約
クラブ:ヤマハ
ボール:ダンロップ
ウェア:Kappa
シューズ:プーマ
身長 168cm
体重 62kg
血液型 B型
出身校 日本大学中退
プロテスト合格日 2000年8月4日
スポーツ歴 陸上(短距離 走り幅跳び)
趣味 音楽鑑賞 読書
好きな色 マゼンタ 白 黒
ゴルフ歴 10歳~
ホールインワン 1回
各賞受賞
2013年LPGA敢闘賞、2011年LPGA敢闘賞、2008年パーオン率第1位、2007年平均パット第1位、2006年LPGA最優秀選手賞獲得賞金第1位、平均ストローク第1位、日本プロスポーツ特別賞、2005年パーオン率第1位
ヤマハとクラブ契約をしてドライバーは「RMX216ドライバー」アイアンは「RMX116アイアン」へと変わりました。RMX216ドライバーは大きなヘッドで捕まえて飛ばすことができます。飛んで曲がらなく、高弾道を実現できます。ヤマハの他クラブに比べヘッドだけで6.7ヤードの飛距離アップが実現できるとメーカーも公表しています。
RMX116アイアンは飛距離を出すアイアンにするために深重心化を実現しました。内部の鉄の量はできるだけ少なくしようと従来よりも8.6g削る加工をしています。深重心化されているので上下のブレに強くなっています。
2006年賞金女王
大山志保プロは2006年に賞金女王になりました。この年にはツアー史上初の月間3勝をすることができました。2000年にプロテストに合格してからツアーで活躍している大山プロですが2005年には早くも頭角を現して賞金ランキング第5位にまで上り詰めます。
2006年の賞金女王以来は怪我に悩まされてしまいます。中でも左肘や肩を故障し一線からは退いてしまいます。賞金女王も賞金シード圏内に入れなければシード落ちもしてしまいます。大山プロも一時は賞金シードもなくなりQTからの参戦を余儀なくされました。また大山プロと言えばアメリカツアーへの参戦も話題になりましたよね。2009年にアメリカツアーへ参戦しましたが怪我の影響で結果を出すことはできませんでした。この時の怪我の原因は左肘でしたが症状は2007年から出ていました。2007年の11月に左肘の痛みが出ましたがシーズンオフ間近というのもありとりあえず試合はこなしていきました。シーズンオフで12月に1か月ほど休養をとりますが2008年1月に練習を再開しても痛みは消えませんでした。痛み止めの注射や薬を服用してごまかしながらゴルフをしていた時期ですね。
2008年にアメリカツアー出場をかけた予選会を通過しますがその頃にはコーヒーカップを持てないほど左肘は悪化していました。しかし、昔からの憧れであったアメリカツアーへは気持ちが待ったなしの状態で痛みを隠しながら参戦する事になります。
もちろん本質的な解決はしていないので左肘の状態は悪化するばかりです。2009年のカナダ大会に出場したとき、目覚まし時計を止めようと手を伸ばしたら指先から肘まで痺れてしまい肘が曲がらなくなりすぐに病院へ行くと手術を受けるほどだと診断されました。
手術前には「以前のような飛距離は出ない」とまで言われましたが、ゴルフができなくなるに比べれば良いということで手術がされました。
リハビリの日々とゴルフの変化
手術を受けた後はリハビリをする日々が続きます。1年後に日本で行われた「ゴルフ5レディーストーナメント」で復帰できますがリハビリをしている期間は辛く自分の行いを振り返っていたそうです。
2013年には怪我のしにくい身体を作るために体脂肪を5%、体重を8kg落としました。アスリートは減量するとパフォーマンスが落ちると思われがちですが、大山プロの場合は身体が変わって飛距離が伸びたそうです。過去でも一番飛ばすことができているのは身体作りに成功したからだとも思っているようで、良いトレーナーさんに巡り会えています。
そんな大山プロに2017年再び怪我が襲います。4月から参戦していたツアーも胸回旋筋という筋肉の肉離れを発症し、約2か月離脱します。背中の痛みが主な症状でこの怪我では2か月でツアーへ復帰できました。
2017年はシード選手としてLPGAツアーの試合へシードがありましたが10月のトーナメント公式練習ラウンド日に首を痛めてしまいます。LPGAはこの怪我を公傷という扱いにして特別保証制度を適用しました。首の怪我が原因でツアーを欠場した場合、次年度その欠場した試合数分のシードを確保するといったものです。
長年怪我と付き合っている大山プロですが、肘の手術を機にゴルフに対して楽しむという姿勢が強く持てるようになったと言っています。首の怪我も心配ですが、早く治療して楽しむゴルフを私たちに見せて欲しいです。
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