
2011年3月11日に起きた東日本大震災はみなさんの記憶にまだ深く焼きついていることでしょう。震災後は日本全体で東北を中心に助け合おうという意識が高まりました。しかし、思いとは裏腹に被災地では放射能が漏れ、家が流され生活することが困難になった人がたくさんいます。その一人が岸部桃子プロです。
<岸部桃子プロフィール>
所属 ETGS
出身地 福島県いわき市
生年月日 1993年12月25日
入会期 2012年7月27日 84期生
契約
ボール:ダンロップ
ウェア:ロサーセン
身長 162cm
体重 52kg
血液型 O型
出身校 福島県立富岡高等学校
プロテスト合格日 2012年7月26日
趣味 ショッピング
好きな色 ネイビー
ゴルフ歴 8歳~
師弟関係 横田英治
東日本大震災が生活を変えた
福島県いわき市出身の岸部プロは8歳からゴルフを始めました。姉と妹のいる3姉妹の次女として、元気に遊び・勉強し・ゴルフをしていました。中学校はティーチングプロの個人レッスンに通い練習に励み、高校は福島県立富岡高校へと進学しました。富岡高校のあった富岡町は福島原発から北に10キロという距離で原発の町です。東日本大震災後には立ち入り制限がかけられ高校へ入ることも難しくなってしまいました。
富岡高校にはゴルフ部があり、岸部プロも在籍していました。高校時代は学校から自転車で40分かけてゴルフ場まで通っていたそうです。
震災が起きたのは高校2年生の時で震災の影響で福島県内に住むことが困難になり千葉県へと一家で移住をしました。
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得意クラブはパター
ゴルファーは多かれ少なかれ自分の好きなクラブや好きなライ、バンカーの得意不得意まで感じていると思います。
日本女子プロゴルファーの中でも横峯さくらプロや福嶋晃子プロは比較的パワーゴルファーとして有名は飛距離が男子プロ顔負けです。一方、岸部プロは身長162cmと小柄です。飛距離がそこまででないということを自覚しているので岸部プロはショートゲームが非常に上手です。
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成長の実感
岸部プロは自分の成長を確かに実感しているといいます。実感を痛感しているからこそ今行っている辛い練習や成績が出ない時期も耐えることができています。岸部プロ自身も「今やっている練習を続けていれば勝てる時はやってくる」と言っているので今後が非常に楽しみですね。
また成長の実感の裏には多くの人が岸部プロを支えていることも関係しています。
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周囲のサポートも厚い
岸部プロには周囲のサポートも非常に厚いです。例えばレッスンプロとしても有名な江連忠プロが主催の江連ゴルフスタジオが岸部プロのプロテスト合格祝いを行いました。
お祝いには家族だけでなくジュニア時代からレッスンしていたレッスンプロ・ジュニア時代からのライバルや江連ゴルフスクールの会員など総勢50名ほどが集まりました。プロゴルファーはなるまでよりも、なってからの方が大変な仕事です。ツアーで勝てない時や予選が通らない時、自分の思うようなゴルフができない時などは周囲の人に甘えて助けを求めてほしいですね。
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