
賞金シードの連続記録って、どのくらいかご存知ですか?
女子の連続記録は17年です。
今回は、17年間賞金シードを守り続けた肥後かおり選手の足跡を辿ってみます。
「17年連続賞金シード」この記録持っているプロは、肥後プロのほかに、服部道子プロと不動裕理プロだけです。
通算50勝、賞金女王6度の不動プロでさえ17年でストップしてしまったのですから、この記録の凄さがご理解いただけると思います。(今年、李知姫プロが4人目として加わることが確実です)
ちなみに男子は、32年連続のジャンボ尾崎プロで、これは桁違い!!
肥後かおり選手のプロフィール
出身地/鹿児島県日置郡
生年月日/1969年3月12日
身長/155cm
血液型/A型
出身校/鹿児島県立西高等学校
プロテスト合格日/1989年5月25日
ゴルフ歴/18歳~
http://www.cat.com/ja_JP/news/news-events/cat-ladies/former-winners.html#2002
主な戦績(優勝)
2004年 日本女子プロゴルフ選手権(公式戦)
2002年 新キャタピラー三菱レディース
2001年 LPGAツアーチャンピオンシップ(公式戦)
2001年 太平洋クラブレディースレーベンカップ
2001年 再春館レディース火の国オープン
2000年 日本女子オープンゴルフ選手権(公式戦)
2000年 中京テレビ・ブリヂストンレディス
1999年 JLPGA明治乳業カップ
1999年 アピタ・サークルK・サンクスレディス
1999年 We Love KOBE サントリーレディス
1998年 富士通レディース
1998年 雪印レディース東海クラシック
1997年 東洋水産レディス北海道
1995年 ロッテレディース
1995年 グンゼカップワールドレディス
1994年 ヤクルトレディース
1992年 安比高原レディース
天職との出会い!
高校時代は、ソフトボールの地元実業団チームでの活躍を夢見ていました。ところが人前で話すのが大の苦手だった肥後プロは、就職面接に失敗、その夢を断念せざるを得ませんでした。
そんなとき、高校の求人票を見ていて「プロゴルファーになりたい人募集」という文字をたまたま見つけ、ゴルフなんて見たこともないし、もちろんやったこともないのに、「これは天職かもしれない!」と思ってしまったそうです。
そして高校卒業後、静岡県のミナミ菊川CCの研修生になり、練習に打ち込むことになります。
プロテストにスピード合格!
研修生になりゴルフを始めた当時の師匠は、寮にあった中島常幸プロのレッスンビデオ、これを毎日見て練習に励んだそうです。
その後、同じ静岡県の葛城CCに移って練習を続けた肥後プロは、はじめてクラブを握ってから僅か2年後の1989年の春、プロテストに一発合格を果たしました。
輝かしい戦績、大舞台でも強さを発揮!
1992年の安比高原レディースでツアー初優勝を飾り、その年はじめて賞金シードを獲得しました。
その後、ツアー通算17勝と勝利を重ね、2009年に賞金シードを失うまでの17年間、シード権を守り続けました。
http://www.shikoku-np.co.jp/sports/general/photo.aspx?id=20040912000125&no=1
公式戦でも2000年日本女子オープンゴルフ選手権、2001年LPGAツアーチャンピオンシップ、そして2004年日本女子プロゴルフ選手権に勝利し、史上5人目の公式戦3冠を達成しました。
また、現在公式戦に昇格している当時のグンゼカップワールドレディス(現ワールドレディースチャンピオンシップ)にも優勝しています。
http://news.golfdigest.co.jp/jlpga/1063/photo/detail/?imageId=19363
そのほかにも、生涯獲得賞金10位(2017年10月現在)など、賞金女王こそ掴めませんでしたが(最高は2001年の2位)、その輝かしい戦績は、ご理解いただけたのではないでしょうか。
肥後かおり、そんなプロゴルファーがいたことを、記憶にとどめておいていただけたらと思います。
トップ画出典http://www.alba.co.jp/tour/news/article/no=6288
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